北アフリカのアルジェリアで大きな事件が起きています。
日本人労働者の方もその被害にあっている模様でご無事でいることを祈っております。
ところで、海外での労災というのはどのように扱われるのでしょうか。
日本の労災保険は、本来は国内にある事業場に適用され、そこで就労する労働者が給付の対象です。
海外の事業場に派遣された場合については、通常はその国の災害補償制度の対象となります。
しかし外国の制度では不十分なこともあるため「海外派遣者の特別加入制度」という制度があります。
これは海外に派遣された方についても労災保険の給付を受けられるようにする制度です。
ちなみに、「海外出張」の場合は特別な手続きは要せず、通常に労災保険の給付を受けられます。
「海外派遣」と「海外出張」のどちらに該当するかは勤務の実態によって総合的に判断されます。
いずれにしても、災害にあわないことが良いことだと思います。