骨太の方針2022(2022/6/10)
令和4年6月7日に「経済財政運営と改革の基本方針2022」いわゆる骨太の方針が、
経済財政諮問会議での答申を経て閣議決定されました。
岸田総理の唱える新しい資本主義。
その重点投資分野の一つとして、「人への投資と分配」が掲げられており、
内閣府の概要資料の中には箇条書きで以下のような施策が挙げられています。
・スキルアップ、多様な働き方の推進
・質の高い教育
・賃上げ・最低賃金の引上げ(全国加重平均1000円以上)
・「資産所得倍増プラン」(NISAの抜本的拡充、iDeCo制度の改革等)
骨太の方針の本文の該当部分も読んでみたのですが、
あまり従来の考え方と変わらないように感じました。
ただあくまで基本方針を掲げたものですので、
政策を具体化する中で効果のある施策が作られるよう願っています。
今年も最低賃金は引き上げられることが予想されます。
物価高騰が連日のように報道されています。
この環境下で賃金上げが実現しないと、日本はただただ貧しい国になってしまいます。
残念ながら、すでに貧しい国になりつつあるといってもいいのかもしれません。
来月には参議院議員選挙もあります。
建設的な政策論議が行われることを期待しています。