令和4年度労働保険年度更新の申告書の書き方(2022/4/22)
「令和4年度 労働保険年度更新の申告書の書き方」が厚生労働省HPに掲載されています。
申告書は5月末頃の発送予定となっていますので、追って皆様の事業所に届きます。
ここでは継続事業用の年度更新について記載していきます。
今回の年度更新の特徴は、雇用保険料率が半年で変わることです。
年度更新の申告書様式はどうなるのかと関心を持っていたのですが、
様式自体は変わることなく、その前段階の集計の部分で半年分に分けるようになっています。
まず令和3年度の確定保険料については昨年度と変わりません。
また令和4年度の概算保険料のうち労災保険分の計算も昨年度と変わりません。
変わるのは、令和4年度の概算保険料のうち雇用保険分についてです。
大雑把に言えば、令和3年度の確定保険料の計算で利用した賃金の総額等を半分にして、
それぞれに令和4年度前半の雇用保険料率と後半の雇用保険料率を別々に乗じ、
それを合計することで雇用保険分を算出するようになっています。
「令和4年度 労働保険年度更新の申告書の書き方」では、
この計算を「令和4年度概算保険料(雇用保険分)算定内訳」という表で行うようになっています。
この表は例年配布されている「算定基礎賃金集計表」の下部に追加されています。
ただこの「算定基礎賃金集計表」を使わない方は気づきにくいでしょう。
「算定基礎賃金集計表」を利用しない方は、別途集計して計算することになりますが、
今回の申告書では概算部分の雇用保険料率が印字されません。
例年であれば申告書の料率を見れば計算できていたところが、できなくなります。
そこで引っかかることもありそうです。
詳細は下記URLより、厚生労働省ホームページをご参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/hoken/kakikata/keizoku.html
また 下記URLでは(年度更新申告書計算支援ツール)を入手できます。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/roudouhoken01/yousiki.html
例年通りと思い込んでいるとつまづくかもしれません。
申告書及び案内書類が届きましたら該当部分をご確認いただくことをお勧めします。