労働判例に関する勉強会への参加(2022/4/15)
労働関係の裁判のケーススタディをする勉強会に参加しました。
講師が高名な学者の方で、以前に別の講義を受講してかなり良かったので期待していました。
今回の内容としては、労働者性の判断や同一労働同一賃金に関するものなど、
労働の根本的な問題から最新の論点までお話があり、
また法律的な考え方を深めることもでき、とても有意義なお話を聞かせていただきました。
また、今回の勉強会はWebツールを使って参加しました。
会場に行かなくても参加することができるので、コロナを気にすることなく、
単純に往復する時間がかからないので、効率よく参加することができました。
弊所は社会保険労務士事務所です。
労働社会保険関係の手続き代行が基本的な業務内容です。
法律相談を承っているわけではありませんが、
手続きから派生して労働関係法令の話になることもあります。
場合によっては、相手のお話に懸念を伝えることもあるのですが、
争ったら負けるのかもしれないけど、うちでは争いになんてならないから、という方もいます。
そういうお話を承ると残念な気持ちもあるのですが否定しきれません。
確かに裁判などの争いの場になるようなトラブルは氷山の一角です。
法律と現実は異なり、多くは顕在化することなく過ぎ去るということもあるでしょう。
それでも、知識を得ることで、トラブルを予防することや物事を円滑にすることは可能です。
知っていること自体が価値を生む。
その価値をご理解いただくことで、この商売ができるのだと考えています。