時間外・休日労働に関する協定届の様式変更(2021/4/16)
令和3年4月1日より、三六協定の様式が新しくなっています。
押印や署名の見直しが行われたもので、以下2点が挙げられています。
1.三六協定届における押印・署名の廃止
2.三六協定の協定当事者に関するチェックボックスの新設
詳細は以下厚生労働省のリーフレットをご参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/content/000708408.pdf
ご注意いただきたいのは、あくまで行政への届出である「協定届」の様式の変更であることです。
ややこしいところですが、使用者と労働者との合意を表す書面である「協定書」と
行政への届出様式である「協定届」とは異なるもので、
この三六協定に関してはこの「協定届」と「協定書」を兼ねる場合があります。
逆に言えば「協定届」と「協定書」を別に作成することも考えられます。
「協定書」はあくまで労使の合意を表す書面であって行政手続きではありません。
上記リーフレット内でも「36協定」という単語と「36協定届」という単語を使い分けており、
少し難解なものとなっています。
また、三六協定届の様式変更の周知ばかりが目に付くのですが、
例えば1カ月単位の変形労働時間制に関する協定届なども
三六協定届と同様の変更が行われています。
こちらもご注意いただきたいところです。