令和1年度地域別最低賃金の改定額答申(2019/8/24)
厚生労働省のHPで、令和元年度の地域別最低賃金の改定額が公表されています。
この改定額は、異議申出に関する手続きを経た上で、都道府県労働局長の決定により、
10月1日から 10月上旬までの間に順次発行される予定です。
主な東京近県では、以下のような最低賃金時間額となっています。
・東京 1,013円(平成30年度 985円) 発効年月日:令和1年10月1日
・埼玉 926円(平成30年度 898円) 発効年月日:令和1年10月1日
・千葉 923円(平成30年度 895円) 発効年月日:令和1年10月1日
・神奈川 1,011円(平成30年度 983円) 発効年月日:令和1年10月1日
詳しくは、下記のURLより厚生労働省のHPをご参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_06141.html
ついに、東京都と神奈川県で時間額が1,000円を超えました。
都内では、すでに時給1,000円を超える募集広告も多く見かけますが、
時給1,000円ちょうどで募集をかけている案件も見受けられますので、
時給が上がる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
最低賃金の最高額は東京都の1,013円、最低額は15の県での790円です。
その差223円(昨年度224円)で、差額は昨年比で1円縮小しましたが、
引き続き、大きな地域格差が存在しているように感じます。
改定額の全国加重平均額は901円(昨年度874円)ですので、
現状の推移を続けられれば、数年のうちに全国加重平均額が1,000円を超えることになります。