平成30年度地域別最低賃金の改定額答申(2018/8/25)
厚生労働省のHPでは、平成30年度の地域別最低賃金の改定額が公表されています。
この改定額は、異議申出に関する手続きを経た上で、 10月中に順次発行される予定です。
主な東京近県では、以下のような最低賃金時間額となっています。
・東京 985円(平成29年度 958円) 発効年月日:平成30年10月1日
・埼玉 898円(平成29年度 871円) 発効年月日:平成30年10月1日
・千葉 895円(平成29年度 868円) 発効年月日:平成30年10月1日
・神奈川 983円(平成29年度 956円) 発効年月日:平成30年10月1日
詳しくは、下記のURLより厚生労働省のHPをご参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000174622_00001.html
実際に東京で目にする求人のほとんどは、時給1000円以上です。
時給1000円ちょうど、という求人すらあまり見かけない気がします。
来年も同様に推移すれば、東京の最低賃金は着実に時給1000円を超えてくるでしょう。
一方で、東北地方、中国地方、四国地方、九州地方及び沖縄など23県で、
中央最低賃金審議会の目安額を超える引き上げ額となりました。
最低賃金の最高額は東京都の985円、最低額は鹿児島県の761円で、その差224円。
確かに地域格差を縮めないと、地方から中央への労働力の流出が懸念されます。
ただ目安額を超える引き上げ額といっても、1円または2円なのですが。
働き手の確保は、やはり悩ましいところではないでしょうか。