退職代行サービス(2018/7/21)
退職代行サービスというものがあることを知りました。
退職したい人から依頼を受け、退職に必要な会社との連絡を代行するというもののようです。
かなり意表を突かれたのですが、とても興味深いサービスです。
当該サービスを提供する会社のホームページを拝見すると、
そのトップページには以下の記載がありました。
「弊社は退職代行事業の非弁リスクを回避するため、
顧問弁護士から指導を受け、
業務範囲の適正化に努めております。」
その他の部分の記載からも、
このサービスではあくまで「使者」という立場をとっているようです。
人によって賛否が分かれそうなサービスではありますが、ニーズは大きいでしょう。
過労死などの事件が起こると「死ぬ前に辞めればよかったのに」という意見が出ます。
それは傍からは分からない、辞められない、辞めにくい、深い事情があるのだと思います。
法律上、労使は対等な関係にありますが、現実はなかなか難しいものがあります。
もちろん、法的な問題をクリアする前提ですが、
もしこのサービスによって救われる人がいるのであれば、
価値のあるサービスと言えるのではないでしょうか。
締め付けることで労働力を確保しようとする会社は、
このような民間サービスにも向き合うことになるのでしょう。
社会のニーズを適格に捉えたサービスは、社会への浸透も相当早いと思われます。
今後、注目されるサービスになりそうです。