「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(平成28年10月末現在)(2017/2/4)
平成29年1月27日、厚生労働省のHPに
「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(平成28年10月末現在)が掲載されました。
(出典:厚生労働省HP )http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000148933.html
外国人雇用については、雇用対策法に基づき、その雇用管理の改善や再就職支援などを目的として、
その雇入れ・離職時に、すべての事業主にハローワークへの届け出が義務付けられています。
これによると、外国人労働者数は1,083,769人で、前年同期比175,873人、19.4%の増加であり、
平成19年に届出が義務化されて以来、4年連続で過去最高を更新したとのことです。
産業別の状況としては、製造業が最も多く、外国人労働者数全体の31.2%を占め、
外国人労働者を雇用する事業所全体の23.5%となっています。
一方で、製造業の構成比は前年に比べ減少し、
建設業、宿泊業・飲食サービス業や卸売業・小売業が増加しているとのことです。
確かに、飲食店や小売店で海外の方が働いていることに違和感はなくなってきました。
働く人が足りないという現状では、外国人労働者も大きな戦力となっている、
または戦力としていかざるを得ないということなのでしょう。
日本は隣国と海で隔てられており、歴史的にも外国人に対する他国とは感覚が異なる気がしますが、
6000万人と言われる労働力人口に対して、外国人労働者が100万人いるということ。
そして、今後も労働力人口は減少していくことを考えれば、
外国人労働者についてもしっかり向き合うべきことなのだろうと思います。
参考までに、ハローワークへの届け出については、
雇用保険の被保険者となる者であれば、資格取得届、資格喪失届に当該記載欄があります。
また、被保険者とならない者には、別の様式があります。(厚生労働省HP(下記URL)をご参照ください。)