明日(3/11)で東日本大震災の発生から3年になります。
週末のニュースでは東北各地の復興状況を伝える特集が多かったような気がします。
復興への願いは強いのに、なかなか進まないものだと感じました。
その原因の一つとして、建設労働者の不足が挙げられています。
2020年の東京五輪の建設需要もあり、今後も建設労働者の不足は避けられません。
そこで政府が検討しているのが外国人労働者の受け入れ拡大です。
それは対症療法としては効果があると思うのですが、若干疑問に思うところもあります。
個人的には、日本はあまり海外の方を受け入れることに慣れていないような気がします。
阿吽の呼吸や以心伝心の文化は素晴らしいものだと思うのですが、
海外の方との協労には解決すべき課題もあるように思います。
また外国人労働者はコストが安価であるというイメージもあると思いますが、
本来的には同一労働は同一賃金であることが前提ですし、人権が守られなければなりません。
そこに不当な扱いが発生するのであれば、必ず社会的なひずみが生まれるでしょう。
さらに、労働力が不足しているという一方で、若年者の就職難や非正規雇用者が増加しています。
それでも建設労働者が不足するという背景には、やはり仕事の厳しさというのがあるのかもしれません。
その対策の一つとして、現在建設業では社会保険未加入問題がクローズアップされています。
日本人、外国人問わず、働くことの魅力を向上させることが重要に思います。
もちろん少子高齢化という大きな構造問題もあり、労働力人口そのものが減少していきます。
こんなことを考えていると、やはり雇用というのは難しい問題だなあと感じます。
年度末だけあって、東京でも道路の修復などをしている光景を見かけます。
この道路は直さなくていいから、その分を被災地に回すことはできないものかと考えたりします。
もちろん、様々な事情があると思うので、勝手な想像に過ぎないのですが。