InternetExplorerのサポート終了(2022/6/3)
2022年6月16日(日本時間)をもって、
Microsoft社のInternetExplorer(以下、IEとします)のサポートが終了します。
IEが無くなることに多少の感慨を覚えます。
さて、サポート終了後、これまでIEで起動していたコンテンツはどうなるのでしょうか。
IPA(情報処理推進機構)のHPによれば、MicrosoftEdgeが起動するように変更されるそうです。
そのため、IEコンテンツの利用者や提供者は、他のブラウザへの移行やコンテンツの改修等、
速やかな対策の実施が求められるとのことです。
さてここで、労働社会保険関係の電子申請で利用されているeGovにおいて、
一部の公文書が上記のIEで起動するものとなっています。
eGovでの対応はどうなるのか関心を持っていたのですが、
現時点でコンテンツの改修の予定は公表されていないようです。
eGovのFAQに、以下の問いがあります。
「Internet Explorerのブラウザ以外で、
XMLファイル形式の公文書ファイルを開く方法を教えてください。」
その回答として
「Internet Explorer以外のブラウザでは、初期設定ではスタイルシート(XSLファイル)を
読み込むXMLファイル形式の公文書を開くことができませんが、
次の手順により、適切に表示させることができます。」
として、その下に「Microsoft Edgeの場合」と「Safari(MacOS)の場合」が記載されています。
eGovHP
https://shinsei.e-gov.go.jp/contents/help/faq/document.html
電子申請をご利用されている方はご参照ください。
IEのサポートが終了することは以前から公表されていたことです。
公的な文書を交付するシステムが改修できていないというのは、とても残念です。
それに対する行政の見解もないようですし話題にもなっていません。
行政のデジタル化は遠いところにあるです。