こども基本法の国会提出(2022/5/6)
5月5日はこどもの日でした。
この4月、こどもの権利について総合的に規定した「こども基本法」が国会に提出されました。
社会保険労務士の扱う法律ではないので、正確に知るところではありませんが、
報道で、虐待、いじめ、不登校などのニュースを見聞きすると胸が痛みます。
こういった環境から生まれる歪んだ考え方を持ったまま大人になるとすれば、
それは各種のハラスメントや労働問題にもつながるような気がします。
国際的には子どもの権利条約というものがあり、
そこでは以下の4つの原則が定められているそうです。(日本ユニセフ協会HPを参照しました)
・生命、生存及び発達に対する権利(命を守られ成長できること)
・子どもの最善の利益(子どもにとって最もよいこと)
・子どもの意見の尊重(意見を表明し参加できること)
・差別の禁止(差別のないこと)
また、この条約の定める権利には、大きく分けると以下のようなものがあります。
・生きる権利
・育つ権利
・守られる権利
・参加する権利
やはり、ほぼそのまま大人にも当てはまりそうな気がします。
大切に育てられた子どもは、健やかな社会を築いてくれるのではないでしょうか。
人間関係は難しく、純粋無垢に育つことは現実的ではないかもしれませんが、
少しでもそれが期待できる社会に近づくことを願っています。