令和4年4月からの年金制度改正(2022/4/8)
新年度に入り、テレビでも新年度での法律改正のもろもろを紹介していました。
中でも年金制度の改正がよく取り上げられていたイメージがあります。
例えば。
●繰下げ受給の上限年齢の引き上げ
老齢年金の繰下げの上限年齢が70歳から75歳に引き上げられた
●繰上げ受給の減額率の見直し
繰上げ受給をした場合の減額率が1月あたり0.5%から0.4%に変更された
●在職老齢年金制度の見直し
在職中の老齢厚生年金受給者(65歳以上70歳未満)について、
年金の支給が停止される基準が65歳以上の在職老齢年金と同じ基準に緩和された
●在職定時改定の導入
在職中の老齢厚生年金受給者(65歳以上70歳未満)について、
年金額が毎年1回定時に改定されるようになった
これらの改正は、年金の受給年齢を柔軟にし、
年金を受け取りつつ働く環境を整えるために行われています。
年金暮らしという言葉が一般化している中で、
年金をもらいながら働くという感覚は馴染みにくいものと想像されますが、
今後は社会的な理解をより深めていく必要があるのだろうと思います。
また、制度が柔軟になったことは歓迎すべきことであるにしても、
逆にいつから年金をもらえばいいのかという判断は難しくなってしまった印象です。
ファイナンシャルプランニングの重要性が高まったとも言えそうです。
先日、喫茶店で休憩していたところ、隣の席で就職面接と思われる会話をしていました。
多少お声が大きかったので耳に入ってしまったのですが、
どうやら年金暮らしの足しにするためのアルバイトを探していらっしゃるようでした。
良い職場に巡り合えるよう願っています。