ワタミの執行役員の発言(2021/11/19)
お昼を食べに入ったお店でなかなか案内してもらえず少し待ちました。
テーブルも片づけられず、使い終わった食器も出しっぱなしで、
かなり人手が足りていないような印象でした。(このお店はワタミではありません)
飲食店の苦境はいろいろ報道されてますが、
緊急事態宣言が明けたからと言ってすぐには人手を確保することができない、
やはりそういう状況が表れている気がしました。
一方で、大手外食チェーンの「ワタミ」の執行役員が
時間外労働に関して不適切な発言をしたとの報道が流れました。
好調の宅食事業において11月を注力する期間と位置付けたらしく、
その中で過重労働を助長させかねない発言をしたとのことです。
ちなみに、厚生労働省は毎年11月に過重労働解消キャンペーンを実施しています。
ワタミは過労自殺の問題や労働基準監督署から再三の是正勧告も受けており、
さすがに意識が低いのではないかと受け止めざるを得ません。
苦境にある業界においても、好調である業界においても。
現場で働く方々はしわ寄せを受けるだけで、
何の恩恵も受けられないものなのでしょうか。
コロナ禍においても業績の良い事業はありますので、
少なくともそういった状況においては労働環境が良いものとなることを願っています。
成長と分配の好循環という言葉が上滑りしないよう、
実効性のある経済対策が実施されることを期待します。