令和2年度「過重労働解消キャンペーン」の重点監督の実施結果(2021/5/14)
昨年11月に実施した「過重労働解消キャンペーン」における重点監督について、
令和3年5月7日に厚生労働省がその実施結果を公表しています。
詳細は、下記のURLより、厚生労働省ホームページをご参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_18389.html
1.重点監督の実施事業場:9,120事業場
このうち、6,553の事業場(71.9%)で労働基準関係法令の違反あり。
2.主な違反内容(1.のうち、法令違反があり、是正勧告書を交付した事業場)
(1)違法な時間外労働(*)があったもの :2,807事業場(30.8%)
(2)賃金不払い残業があったもの :478事業場(5.2%)
(3)過重労働による健康障害防止措置が未実施のもの :1,829事業場(20.1%)
実施事業場数が年々増加しています。
平成27年度:5,031事業場
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平成30年度:8,494事業場
令和元年度:8,904事業場
令和2年度:9,120事業場(上記のとおり)
昨年はコロナの慌ただしさの中でこの実施結果を見落としていました。
2年ぶりにこの実施結果を確認し、
コロナにもかかわらず実施事業場が着実に増えていることが見て取れます。
また2年前と比較し、違反率の傾向は大きく変わらない印象なのですが、
違法な時間外労働のその時間数は減っている傾向にあるようです。