接触確認アプリCOCOAの不具合(2021/4/30)
厚生労働省のHPにCOCOA不具合調査・再発防止策検討チームのページがあり、
「COCOA」の不具合の発生経緯の調査と再発防止の検討について掲載されています。
詳細は下記のURLより、厚生労働省ホームページをご参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-soumu_030416.html
COCOAは厚生労働省が令和2年6月に提供した新型コロナウイルス接触確認アプリで、
スマートフォンの機能を利用して、
感染者から1メートル以内に15分以上いた場合に接触を通知するアプリです。
このアプリにおいてAndroid端末で利用する者に対し接触通知が到達しないという不具合が
令和2年9月28日のバージョンアップ以降に発生しており、
今年2月に修正されるまで不具合が継続していました。
上記掲載の検討資料を読むと、とても残念な内容が記載されています。
動作確認のテストをしていないだけでなく、そもそもテスト環境が整っていないとか。
下請けの多重構造の中で役割分担が明確でなかったなど。
言葉になりません。
このアプリは利用する方が多ければ多いほど有用なアプリなのですが、
4/23現在でダウンロード数が2,717万件、陽性者の登録数は13,663件となっています。
十分ではないと思われますが、それでもダウンロード数も陽性者の登録数も増えています。
上記のような不具合もあり、またその対応も良かったとは言い難いものです。
しかし少しでも感染拡大の予防につながるのであれば、
このアプリがより活用されることを願っています。