マイナンバーカードの健康保険証としての利用開始(2021/3/5)
令和3年3月4日よりマイナンバーカードの健康保険証としての利用が始まりました。
4日から利用できるようになったのは一部の医療機関で、
11の都府県で合わせて19か所の診療所や薬局などということです。
厚生労働省としては3月末から全国で本格的な運用をしていくとのことです。
医療情報の一元管理は、とても便利なものである一方、
健康保険証として利用するための設定についてハードルを感じるケースや、
個人情報の漏洩などを懸念する意見もあります。
また医療機関のシステム改修にかかる費用負担も少なくありません。
本来、もっとも恩恵を受けられそうなのは医療機関を多く利用する高齢者だと思いますが、
マイナンバーカードを健康保険証として利用するための過程がご高齢の方には難しく、
また個人情報についてもパスワードがあるから大丈夫との意見もありますが、
パスワード管理がご高齢の方にはやはり難しいところもあるのではないでしょうか。
総務省のHPによれば、令和3年2月1日時点のマイナンバーカードの交付率は全国で25.2%です。
また、カード情報を読み込むための機械を導入する医療機関からの申し込みは、
令和3年2月21日時点で32.8%となっているそうです。
コロナのワクチン接種でもマイナンバーを活用する話は出ていますので、
より安心安全で便利な仕組みづくりを願っています。