令和3年度協会けんぽの保険料率(2021/2/12)
令和3年度の協会けんぽの健康保険料率及び介護保険料率が、
協会けんぽのHPに掲載されています。
東京都の健康保険料率は9.84%(令和2年度9.87%)となり、前年度比で0.03%下がっています。
介護保険料率は、全国一律で1.79%から1.80%へ引き上げとなっています。
これらの保険料率は、一般の被保険者は3月分(4月納付分)から、
任意継続被保険者については4月分(4月納付分)から適用となります。
なお、東京近県の協会けんぽの健康保険料率は以下のようになっています。
埼玉県 9.80%(令和2年度9.81%)
千葉県 9.79%(令和2年度9.75%)
神奈川県 9.99%(令和2年度9.93%)
詳細は、下記のURLより、全国健康保険協会(協会けんぽ)ホームページをご参照ください。
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g7/cat330/sb3130/r3/20205/
昨年は、コロナの影響で医療の状況も例年とは大きく異なっていたと思います。
医療提供体制が今もひっ迫した状況が続くなかで、一般診療にそのしわ寄せがいっていたり。
またコロナ対策の影響なのか、インフルエンザがあまり流行していなかったり。
外出自粛によって病院にかかること自体を控える、受診控えが起きていたり。
また失業された方が多くいらっしゃるので、
協会けんぽの被保険者資格を喪失された方も多いのではないかと思います。
それは保険料収入の悪化につながります。
健康保険財政を考える上で、例年と同様に扱うのは難しい年になった気がしますが、
一定の負担で医療を受けられる日本の健康保険制度は優れた制度であると考えます。
この制度が維持されるよう適切な財政検証がなされることを願っています。