ワクチン接種におけるマイナンバー利用(2021/2/5)
残念ながら、緊急事態宣言が延長されることになりました。
医療の面は厳しい状況が続いているようですので、もちろん油断できませんが、
新規感染者数は減少傾向にあり良い傾向にはあるのだろうと思います。
弊所でも地道にコロナ対策を継続していきます。
そのような中、ワクチン接種も具体性を帯びてきており、
ワクチン接種の管理にマイナンバーを利用するという案が出ているようです。
予防接種を行ったとき、市町村長又は都道府県知事が、
予防接種に関する記録を作成し5年間保存することとされています。
こういった仕組みとの連携が図れるのであれば効率も良いように思われます。
ただこうした仕組みとは別にシステムを構築するという報道もあり、
どのような接種体制を構築するのか関心をもって見ています。
いずれにしてもワクチン接種が円滑かつ迅速に行われるよう期待するところです。
そして、重要なことはセキュリティ面です。
これまでも行政のシステム構築はあまりうまく行われてきませんでした。
つい先般も新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)の不具合が報道されました。
その不具合の内容もアプリの存在意義を揺るがす深刻なもので、とても残念なものでした。
信頼できるシステムの構築には時間と労力がかかります。
マイナンバーの活用は進めていくべきものと考えますが、
今回のワクチン接種に利用するかどうか慎重に判断していただきたいところです。