2020春闘(2020/3/14)
令和2年の春闘は、3月11日が集中回答日でした。
連合のHPでは、第1回回答集計のプレスリリースが掲載されています。(以下、一部抜粋)
・平均賃金方式では集計組合数は577組合(昨年対比49組合減)
回答額は5,841円(昨年対比812円減)
・300人未満の中小労組では、集計組合数は280組合(昨年対比増減無し)
回答額は5,255円(昨年対比131円減)
・非正規労働者の賃上げ(加重平均)は、時給で30.49円(昨年対比2.95円増)
月給は5,710円(昨年対比1,089円増)。
さらに細かく見ていくと、100人未満の中小労組では、
昨年の賃上げ回答が4,908円だったのに対し、今年は4,905円(集計組合数は155組合)です。
賃上げ自体は行うものの、人数規模の大きな会社ほど賃上げの額は下がっており、
人数規模の小さな会社ほど昨年と同程度の賃上げにとどめるという傾向がうかがえます。
また、非正規労働者の賃金に関しては、
同一労働同一賃金法の影響が賃上げに表れているのではないかと推測します。
新型コロナウイルスの影響が急速に広がっており、底が見えません。
すでに新型コロナウイルスに関連する倒産や内定取り消しなどの報道もあります。
少しでも早い終息を願い、できる努力を重ねたいと思います。
今日は東京で桜の開花宣言が出た一方で、雪交じりの冷たい雨が降っています。
春は来ましたが、取り巻く環境は厳しいようです。