とるだけ育休(2020/1/24)
小泉進次郎環境大臣が、日本の閣僚として初めて育児休暇を取得するという報道がありました。
3か月の間に、テレワークなども活用して、合わせて2週間程度の育児休暇を取得するとのことです。
国務大臣は労働者ではないので、もともと労働時間があるわけでもなく、
公務最優先、危機管理万全という条件のもとで育児の時間を確保するとしています。
大臣ということもあり、賛否両論あるようですが、弊所としては前向きなことと捉えています。
また一方で、母親向けの情報発信をしている会社が、
育児休業を取得した男性が、育児に十分な時間を割いていない
「とるだけ育休」が生じているという調査結果を公表しました。
その調査によれば、育休を取得した男性のうち、
32.3%は家事育児時間が2時間以下、47.5%は3時間以下となっています。
一方で、8時間を超える家事育児時間の方は、20.1%いるようです。
私見ですが。男性側も育児に参加したくないわけではなく、
どのように処すればよいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
実は出産前の準備が大事な気がします。
準備が充実すれば、短時間でも効率的にできることがあるのではないでしょうか。
子どもを育てることは、社会経済全般において、とても重要です。
母親も、父親も、他の同世代も、さらに上の世代も、直接に間接に関わる必要があると思いますが、
それはつまり、社会全体で次世代を育む仕組みを作る必要があるということだろうと考えます。
日本の将来が明るいものであることを願います。