就職活動の解禁(2019/3/2)
2020年の春に卒業する、現在の大学3年生を対象にした就職説明会が、3月1日に解禁となりました。
形式的には、就職活動がようやく始まったことになります。
もちろん、いわゆる就活ルールは、経団連の取り決めで、
そこに縛られない企業などはすでに始めていることから、
あくまで形式的には、ということになると思います。
人材難の状況から、売り手市場は変わらず続いており、
弊所の周りでも、人がなかなか集まらないという声は強まる一方です。
弊所でお話を伺うのは、基本的に中小企業の方ですが、
人は欲しいけど、即戦力じゃないと困るという中小企業には、より難しい状況に思われます。
新卒の採用活動の長期化は、大学教育期間の短縮化が懸念されていますが、
同時に、就職後の働くことに対する準備期間も短縮されてしまっている気がします。
例えば、スマホが広く普及した昨今、パソコンが使えない方もいるという話も聞きます。
経営者としては、単なる採用活動というだけではなく、採用後の教育や、
人でなければできないことと、人ではなくてもできることの棲み分けなど、
組織の在り方をうまくマネジメントしていく能力が、より重要になっているように感じます。