地域別最低賃金額改定の目安についての答申(2018/7/28)
平成30年7月26日、中央最低賃金審議会で、
今年度の地域別最低賃金額改定の目安について、答申が取りまとめられ、公表されました。
各都道府県の引上げ額の目安については、
Aランク27円、Bランク26円、Cランク25円、Dランク23円となっています。
各都道府県に適用される目安のランクは、以下の通りです。
ランク | 都 道 府 県 |
A | 埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、大阪 |
B | 茨城、栃木、富山、山梨、長野、静岡、三重、滋賀、京都、兵庫、広島 |
C | 北海道、宮城、群馬、新潟、石川、福井、岐阜、奈良、和歌山、岡山、山口、徳島、香川、福岡 |
D | 青森、岩手、秋田、山形、福島、鳥取、島根、愛媛、高知、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄 |
例えば、東京は現在の最低賃金が時間額で958円です。
よって、この引き上げ額通りになれば、最低賃金は時間額で985円となります。
今後、各地方最低賃金審議会で、この答申を参考にしつつ、調査審議の上、答申を行い、
各都道府県労働局長が地域別最低賃金額を決定することとなります。
昨年度の時点で、昨年度の引き上げ幅が過去最高額となっていましたので、
この目安額で決定されれば、昨年度を上回る引上げ幅である今年度は、やはり過去最高額です。
引上げ率は3.1%となり、昨年度の3.0%を超えます。
詳しくは、下記のURLより厚生労働省のHPをご参照ください。