平成29年度「過重労働解消キャンペーン」の重点監督の実施結果(2018/5/12)
昨年11月に実施した「過重労働解消キャンペーン」における重点監督について、
平成30年4月23日に厚生労働省がその実施結果を公表しています。
下記のURLより、厚生労働省ホームページをご参照ください。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000204309.html
1.重点監督の実施事業場:7,635事業場
このうち、5,029の事業場(65.9%)で労働基準関係法令の違反あり。
2.主な違反内容(1.のうち、法令違反があり、是正勧告書を交付した事業場)
(1)違法な時間外労働(*)があったもの :2,848事業場(37.3%)
(2)賃金不払い残業があったもの :536事業場(7.0%)
(3)過重労働による健康障害防止措置が未実施のもの :778事業場(10.2%)
*違法な時間外労働…労働基準法第32 条違反の件数
(36協定なく時間外労働を行っているもの、36協定で定める限度時間を超えて
時間外労働を行っているものなど違法な時間外労働があったものの件数)
実施事業場数が年々増加しています。
平成27年度:5,031事業場
平成28年度:7,014事業場
平成29年度:7,635事業場(上記のとおり)
現在、国会では働き方改革関連法案が審議されており、
高度プロフェッショナル制度の行方も気になるところです。
過重労働に関する関心は、今後ますます高まるものと思われます。