厚生年金保険料の変更(2017/9/18)
厚生年金保険料率の変更の時期となってきました。
厚生年金保険の保険料率は、平成29年9月分(10月納付分)から
18.30%(折半9.15%)となります。(一般被保険者)
現在、厚生年金の保険料率には「保険料水準固定方式」が導入されています。
これは、将来の保険料水準を固定したうえで、給付水準を調整する仕組みです。
この仕組みにより、厚生年金の保険料率は、平成16年から段階的に引き上げられてきました。
その引き上げが、今年9月で終了することになります。
詳しくは、下記のURLより厚生労働省のHPをご参照ください。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000175945.html
一方で、年金の財源として考慮されてきた消費税増税は先延ばしになった状態です。
また急速に進む少子高齢化によって、年金財政が不安視されていることは否めません。
政府は、賃金と物価の上昇に苦慮しているところだと思いますが、
最近はあまり年金の話を国政の場で聞かない気がします。
年金も国民生活及び日本経済を支えるうえで重要な役割を果たしています。
衆議院の解散という噂がささやかれているようですが、
この厚生年金保険料の引き上げが終わるこのタイミングで、
改めて税と社会保障の一体改革の話が建設的に進むことを願います。