地域別最低賃金額改定の目安についての答申(2017/7/30)
平成29年7月27日、中央最低賃金審議会で、
今年度の地域別最低賃金額改定の目安について、答申が取りまとめられ、公表されました。
各都道府県の引上げ額の目安については、
Aランク26円、Bランク25円、Cランク24円、Dランク22円となっています。
各都道府県に適用される目安のランクは、以下の通りです。
ランク | 都 道 府 県 |
A | 埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、大阪 |
B | 茨城、栃木、富山、山梨、長野、静岡、三重、滋賀、京都、兵庫、広島 |
C | 北海道、宮城、群馬、新潟、石川、福井、岐阜、奈良、和歌山、岡山、山口、徳島、香川、福岡 |
D | 青森、岩手、秋田、山形、福島、鳥取、島根、愛媛、高知、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄 |
例えば、東京は現在の最低賃金が時間額で932円です。
よって、この引き上げ額通りになれば、最低賃金は時間額で958円となります。
今後、各地方最低賃金審議会で、この答申を参考にしつつ、調査審議の上答申を行い、
各都道府県労働局長が地域別最低賃金額を決定することとなります。
昨年度の時点で、昨年度の引き上げ幅が過去最高額となっていましたので、
それを上回る引き上げ幅である今年度は、やはり過去最高額です。
2年連続で、全国平均3.0%の引き上げとなります。
詳しくは、下記のURLより厚生労働省のHPをご参照ください。